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タクシー
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小夜ちゃんち
「なぜか…小夜ちゃんち」
怪奇スポットにしか見えないこの看板に誘われるようにして、俺は奥に進んだ。
車一台通れるかどうかの細い路地。
そこには、牡丹の花(だったと思う)と鬱蒼とした木々があるだけで、人の気配はない。
更に進むと、少し開けた場所に出た。
そして彼と出会ったのだ。
その問題の彼。
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